2008年2月12日火曜日

アートな一日


                     MAYAMAXXさんと作成したタオル

11日は、愛媛県立美術館で開催されている国立プラハ美術館展へ行ってきました。
今回の展覧会は比較的ゆったりと見ることができます。作品は、ブリューゲルとルーベンスに特化されており、当時のフランドル地方の生活や雰囲気が感じられる企画展でした。暗闇の中に浮かぶ妙に明るい農民や植物たち、人々の命の営みや心の闇を映し出しているようでした。
この時代の人にとって、絵画はどういった意味をもっていたのか、疑問に思いました。
絵画が王侯貴族のものから一般庶民に身近になってきた時代です。題材も、肖像画から風景画、風刺画、物語が好んで取り上げられています。少し裕福になってきた庶民たちは、この絵画たちに、現実では得られない夢を見たのでしょうか?それとも、今の豊かさの象徴として扱われたのでしょうか?
それにしても、色彩が暗いような気がします。
そういう時代だったのかもしれません。
今、私達が生きている時代はどうでしょうか?
巷に出回る絵画には、明るい光が溢れています。
でも、今の時代にあった社会的背景が感じられません。
すべてが自由で、巨大で、途方もない数の選択肢があります。
どれがいいのか、決めるのは自分です。
自分が信じるものをもちたいです。

0 件のコメント: